サイト名 Who We Are

 

私たちヒトの体は、37兆個の細胞からなるといわれています。一方で私たちの体は細胞だけで構成されているわけではなく、細胞を取り囲むタンパク質や糖など様々な非細胞成分も体の主要な構成因子となっています。私たちの体の中では、細胞は細胞を取り囲むこれらの微小環境に応じて細胞の増殖、遊走、分化などの細胞の挙動や運命を調節し、また細胞同士で協調して生体内の恒常性を維持することで、多細胞生物として機能しています。このような細胞外微小環境に対する応答や生体内恒常性の維持機構に異常が生じると、がんや高脂血症をはじめとする様々な疾患につながります。

私たちの研究室では、ヒトをはじめとする哺乳類「細胞」が示す様々な生命機能を、遺伝子およびタンパク質の「生化学」の視点から明らかにし、それによってヒトの“からだのしくみ”の謎に迫ることを目標にしています。特に多細胞動物特有のコラーゲンなどの細胞外微小環境が細胞の増殖や分化を調節する仕組みの解明やコレステロールをはじめとする生体物質の恒常性維持にかかわる輸送体の機能の解明に取り組み、その成果を癌や生活習慣病の克服に役立てようとしています。

 

サイト名 Research

 

 多細胞動物である私たちヒトの体の中で、細胞は他の多くの細胞と共存するともに、コラーゲンなどの非細胞成分に囲まれて存在しています。体の中で、細胞は細胞外環境に応じて細胞の増殖や遊走、分化などの機能や運命を変化させているし、また逆に細胞外環境を調節して生体内の恒常性維持を行っています。このようにして初めて多細胞生物として成り立っています。私たちの研究室では、

1.           コラーゲンなどの細胞外微小環境が細胞の増殖や分化を調節する仕組みの解明

2.           生体物質の恒常性維持にかかわる輸送体の機能の解明

に取り組んでいます。

キーワード: 細胞生物学、生化学、分子生物学、構造生物学、コラーゲン、細胞外マトリックス、癌、浸潤・転移、生活習慣病、ABC蛋白質、コレステロール、高脂血症、動脈硬化、細胞骨格、細胞接着、細胞内張力、細胞外マトリックスの硬さ、トランスポーター

大学院受験について


私たちの研究室は、細胞が働く仕組み、ヒトのからだの仕組みに興味持って研究を進めています。細胞やそれを構成するタンパク質や脂質について調べていると、細胞の中には精緻な制御機構があり、また無限の世界が広がっていることがわかってきます。私たちは、これをひとつずつ解き明かすことで生き物の面白さを知り、それをさらに人の健康の維持に役立てたいと考えています。このような研究に興味を持つ意欲ある人を歓迎します。

見学を希望の方は、木岡までメールで連絡を。

大学院入試に関する詳細な情報は、農学研究科HPまたは応用生命科学専攻HPをご覧ください。

当研究室大学院生の本学以外の出身大学(2011~)
京都女子大、九州大学、大阪大学、慶応大学、東京農工大、山口大学、奈良女子大